物件のリフォームで効果が大きかったもの
こんにちは、普通のサラリーマンです。
今回のテーマは、物件のリフォームで効果が大きかったものです。
また空室が出ちゃった。
管理会社から修繕のお願いが来ているけど、どこを修繕すると効果が高いのかな。
こんな修繕について悩みがある方に向けて書いていきます。
私もそれなりに空室は体験してきました。
管理会社の担当の方にお伺いすると、なかなか大家さんは修繕をしてくれないとのことです。
ちゃんと修繕をするだけでも、他の物件と比較して競争力は高まるのではないでしょうか。
今までに修繕をしてきたものと、効果をまとめたいと思います。
最初に本記事の結論です。
床の張り替えの効果はかなり高い。
シングルレバー水栓
まず最初にシングルレバー水栓です。
古い物件になると、混合レバー水栓の物件が多くなります。
最近の住宅では、暖かい水栓と冷たい水栓を同時に捻って温度を調節するところは、もうほぼないのではないでしょうか。
今の小学生とかは、混合水栓すらあまり見かけなくなっているのではないかと思います。
このシングルレバー水栓は、値段は工事費や配管などを含めると3万円くらいの支出になります。
交換した後の入居の反応ですが、シングルレバー水栓だから入居を決めたという方はいなかったように思います。むしろ、標準装備で当たり前のレベルの設備かと思います。
少し値段は張りますが、入居者さんのために大家さんは導入するべき設備でしょう。
コンセントカバー・ドアノブの新品への交換
コンセントカバーやドアノブは劣化が早い部品の一つです。
コンセントカバーは、結構黄ばむことが多いです。
旅行に行った時に、旅館のコンセントカバーが黄色く黄ばんでいたら、古い旅館なのかな?という印象を持ちますよね。
それと同じような感覚を、賃貸物件でも持たれると言うことです。
このコンセントカバー自体は、数百円〜で買えますし、取り外し・取り付けも簡単です。
マイナスドライバーで、少しこじってやれば外れます。
ちなみに、コンセントカバーではなく、コンセント自体の交換となると、電気工事士の方に頼まないといけなくなります。
自身でできるかたは問題ないと思いますが、感電にはくれぐれも注意をしてください。
必ずブレーカーを落とした状態で作業をするようにしてください。
ドアノブもコンセントカバー同様、使用していると塗装が剥がれて古臭くなってきます。
ドアノブの交換自体も、ドライバーがあればできるような作業です。
これらの効果はというと、これもシングルレバー水栓と同様、コンセントカバー・ドアノブが綺麗だから入居が決まるわけではなく、部屋全体的に清潔感を出す時に有効になると思われます。
壁紙
数年に1回は訪れる壁紙の交換。
部屋の使用の仕方が悪くてカビが発生してしまったり、キッチン周囲だと油が跳ねてしまったりして汚れやすいかと思います。
ルームクリーニングできれいになると良いですが、きれいにならない部分は壁紙を貼り替えないといけなくなります。
ベージュなど、汚れが目立ちにくいものであれば壁紙自体の寿命も伸びると思います。
また、居室部分の壁紙はアクセントクロスにしても良いかもしれません。
壁紙にもグレードがあるそうで、良いものだと値段も張ります。
このあたりは、リフォームにいくらかけることができるのか、想定する入居者はどのような人なのかで、どのくらいのスペックの壁紙にするかが決まってきます。
壁紙によって、女性ウケするお部屋では、男性が入居しないだろうし、男性ウケするようなお部屋に仕上げれば女性は入居しないだろうし。
物件の作り方によって、入居者をいくらかコントロールすることもできると思います。
女性専用物件などで、効果を発揮すると思います。
一般の物件でこのような偏ったターゲティングを行なってしまうと、募集の間口を狭めてしまうことにもなりますので、よく考えてリフォームをするようにしてください。
壁紙の単価は1㎡で1000円ほどです。もっと安くやってくれるところもあるようです。
私がお願いしているリフォーム会社は、少し高めの設定になっています。
壁紙をきれいにする効果と言うと、なかなかあると思います。
入居者に対する効果もあると思いますし、仲介業者さんに対する効果もあると思います。
「あそこの物件はこのエリアでは特にきれいだ」と印象を持ってもらえると、営業マンの方も安心してお客さんを案内できるのではないでしょうか。
私の物件はしっかりと壁紙は貼り替えていますので、エリアでは1番きれいな物件と言ってもらうことができています。
部屋干し用フック
ホスクリーンという商品があるのはご存知でしょうか。
賃貸物件って意外と部屋干しできるスペースないですよね?
雨が降る日とか、花粉が飛散する時期、1階にお住まいの女性など、部屋干しの需要は意外とあるものです。
これらのニーズを満たしてあげることが大事かと思います。
値段は工賃なども込みで1万5千円ほど。ちょっと割高にはなっています。
入居者さんの反応としては、部屋干し用フックがあるところから入居が決まって行きました。
部屋干し用フックが付いていないところでは、管理会社からつけて欲しいとの要望もあり、意外と需要がある設備であることがわかりました。
フロアタイル
最後にフロアタイルです。
これが一番効果が高かったと思います。
壁紙と並んで占有面積が大きい床ですので、お部屋のイメージチェンジをするには効果的です。
このフロアタイルですが、よく使われるクッションフロアとは違う利点があります。
それは部分補修ができることです。
クッションフロアの場合だと、安いのですが、凹んでしまったり、破けてしまったり耐久性の面で問題があります。
しかし、フロアタイルだと、硬いので耐久性があります。また、部分的に補修ができるので、修繕費が後々安く済むという利点もあります。
さらに、時代によって流行りの床の色は変化しますので、時代に合わせた色合いの部屋を作ることができます。
気になる値段ですが、25平米くらいで10万円くらいです。
そのほかにも、ソフト幅木や見切りなどを取り付けないといけないです。
ですので、もう少し値段が張ると思ってください。
入居付の効果ですが、床が気に入ったから入居すると言う人が本当に多く、大変反響は大きかったです。
仲介店も入居が決まりやすい物件と思っていただいているようで、積極的に私の物件を紹介してくれているようです。
まとめ
今回は、リフォームで効果が大きかったものについてまとめました。
リフォームをどのくらい行うのか、どれくらいの金額をかけるのかは、物件のオーナーの経営判断次第です。
周辺の大家さんは、あまり修繕に積極的でなかったり、修繕業者さんに色合いなどを任せてしまっていたりするそうです。
取引がある管理会社の方がおっしゃってました。
競争力が上がるリフォームなので、なるべく効果がでることを行なっていきたいですね。
今回の記事が参考になれば幸いです。