【不動産投資】プロパンガス会社を変更してみた話

こんにちは。普通のサラリーマンです。

 

今回は物件にガスを供給してくれるプロパンガス屋さんを変更してみた時の話です。

 

今回のガス屋さんとのやりとりでプロパンガスについて色々と知ることができました。

が、知れば知るほど、厳しい世界だと実感します。

 

なので、今回はお客さんには優しいけど、実は厳しい業界のプロパンガス屋さんについて書きます。

 

 

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プロパンガス屋さんがしてくれること

プロパンガス屋さんがしてくれることは、色々あります。

 

業者さんによって違うのですが、基本的には不動産賃貸業の場合は、ガス給湯器や、コンロはガス屋さんで無料で交換してくれます。

 

「無料」といっても以前にお話した減価償却費のような感じで、何年か契約期間というのがあります。

減価償却費に関する記事はコチラから↓/

real-officeworker-estate.hatenablog.com

 

 

その契約期間内に、もしガス会社の変更があると、余っている契約期間分のお金を請求される(精算金)しくみになっています。

 

とはいえ、この精算金は次のガス会社さんが肩代わりをしてくれることがほとんどなので、実質自分の負担はありません。

 

また、不動産賃貸業特有だと思いますが、エアコンの交換やドアインターホンの交換なども行ってくれます。業者さんによりますが、ウォシュレットまでつけてくれるところまであるそうです。

物件の設備はほぼガス屋さんが交換してくれると思ってもいいかも知れません。

 

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プロパンガス屋さんを変えてみた

設備の面のこともあり、物件にガスを供給してくれているプロパンガス屋さんを、変えてみました。

 

プロパンガス屋さんを変えると、入居者様のガス料金が安くなり、ガス会社さんが変えてくれる設備も多くなるので、ガス会社を変更することにしました。

 

 手順は以下の通り

  1. 変更する新しいプロパンガス会社に変更したい旨を連絡する。
  2. 新しいプロパンガス会社と契約(各種条件を煮詰める)
  3. 新しいプロパンガス会社さんが物件の給湯器を自社のものに交換したり、入居様との契約をする。
  4. 今までのプロパンガス会社さんとしっかりお別れをする

 

それではそれぞれ解説します。

 

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1.変更する新しいプロパンガス会社に変更したい旨を連絡するについて

まず、新しいプロパンガス会社さんに連絡をします。

 

新しいプロパンガス会社さんは自社のサービスを使ってくれるようになるため、喜んで色々と動いてくれます。

 

今までのプロパンガス会社さんに契約が切り替わる連絡をしてくれたり、色々とやりとりをしてくれます。

ここは、物件のオーナー側が色々動かなくれよかったので、非常に楽でした。

 

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2.新しいプロパンガス会社と契約(各種条件を煮詰める)について

新しいプロパンガス会社さんと契約をします。

 

しっかりと説明をしてくれると思いますが、ガス単価や協賛の設備・耐用年数など、しっかりと内容を確認します。

 

私の契約では、もし物件を売ることになっても、プロパンガス会社の契約は継承するという内容の条件が付いています

 

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3.新しいプロパンガス会社さんが物件の給湯器を自社のものに交換したり、入居様との契約をするについて

新しいプロパンガス会社さんが、現入居者様と契約をします。

 

ここで、料金が上がらないかどうか、信頼できる業者さんなのかどうか、入居者様から色々と言われてしまう方もいるようです。

 

実際に私の物件の例でも、料金が上がらないのかと問われたとのことでした。

何かオーナーとして手助けができればよかったと思った事例です。

 

実際にはやっていませんが、ガス会社を変更する前に、私から入居者様あてにガス会社が変わるということや、料金が安くなることなど、メリットが伝わるようなお手紙を投函すればよかったと後悔しました。

 

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4.今までのプロパンガス会社さんとしっかりお別れをするについて

ここが最重要で、エネルギーを使います。

 

今までのプロパンガス会社さんとしっかりとお別れをするということです。

 

今までのプロパンガス会社さんはお客さんをとられてしまうことになるので、お客をとられないように必死になります。

更なる色々なメリットを乗せて、他社へ移らないように色々な戦略で攻めてきます。

 

私が提示された内容は、プロパンガスを置いている倉庫を月額5万で賃貸していることにするということ、協賛の設備の幅を広くするということを提示されました。大変魅力的な内容になっていますが、ガス会社の変更は躊躇せずに行いました。

 

自宅にも古いガス会社さんは出向いて来られました。ちょっと偉い人も同席していたようです。それだけではなく引き留めの電話もかかってきます。

 

とにかく色々な手段を尽くされますので、そこはキッパリとちゃんとお断りをします。

 

ガス会社の変更はこれが一番大変かも知れません。

 

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ガス業界で有名になると…

ガス会社も、各社色々なプランやサービスを展開してきます。

 

その度に営業が来たり、ガス会社を変更しませんか?なんてポスティングされていたりします。価格の値引きも提示されることもありますが、1年間限定なんてこともよくあります。

 

例えばその都度条件のいいガス会社へ乗り換えたとします。

色々な厳しい要求をしなければ大丈夫だと思いますが、あまりやりすぎるとガス業界で有名になります。

 

多分悪い意味で。

 

これは、やり手の営業の方から引き出した情報なので、おそらく事実だとは思います。

 

ガス業界で有名になると営業の中でも、ヤバイ家だというレッテルが貼られることになります。

そうすると、条件などを交渉する際に不利になりますので、注意が必要です。

 

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値段の影響は誰に?

ここまで、プロパンガス会社さんが色々なサービスをしてくれると言う話をしてきました。

 

しかし、色々とサービスをしてしまって、どこで儲けを出しているの?と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

利益率も高いのかも知れませんが、実は色々とサービスをしてもらったツケは、入居者さんに回ってきます。

 

やはり、サービスを多くした場合、どこかの利益を大きくしなければなりません。

徐々にガス代を釣り上げて、その部分で利益率を高くして、サービスした分を回収するわけです。

 

でもこれ、徳をするのは、物件のオーナーだけですよね。

長期的に見ると、入居者さんからガス代が高いとクレームが入る可能性もあります。

 

もしもこのことが原因で、空室がでてしまうと、それだけでも損失が拡大します。

空室が長引けばガス会社から受けた恩恵以上に損失が発生してしまうかも知れません。

なので、あまり過剰にサービスを提供するガス会社は注意が必要になります。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

プロパンガス業界も知らないことが多かったと思います。

 

もし自宅がプロパンガスを使用しているのであれば、1度ガス会社を変更してみると良いと思います。普通に固定費が下がりますし、本当に業者さんも変えないでくれとお願いをしにきます。

新たないい条件も提示してくれるかも知れません。

 

でも何事もやりすぎはよくないので、双方喜べるような内容に交渉をしてみるといいと思います。

 

それでは今回はこの辺りで。